
三笘薫選手の左ハムストリング手術について、なぜ手術という選択になったのか疑問に思っている方が多いようです。
実はハムストリングの損傷は、多くの場合は保存療法で治療されるものですが、今回は断裂の程度や損傷部位の特殊性から手術に踏み切った可能性が高いと考えられます。
この記事では、報道だけでは分かりにくい「なぜ手術だったのか」という背景と、来季復帰までのリアルな道のりを整理します。
ブライトンが発表した手術の内容

2025年5月25日、ブライトンは公式サイトで三笘薫選手が左ハムストリング(太もも裏)を手術したことを発表しました。
クラブの発表によると、手術は成功し、すでにリハビリの初期段階に入っているとのことです。
負傷は、プレミアリーグ第36節ウォルバーハンプトン戦で発生し、三笘選手は試合中に左太もも裏を押さえて途中交代する事態となりました。
ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督も会見で手術成功とリハビリの現状を説明しており、目標は「来季の復帰」と明確にしています。
この負傷により、三笘選手は今季残り試合への出場が不可能となり、日本代表の活動にも影響を与える長期離脱となっています。
なぜ「手術」という判断になったのか
ハムストリングの損傷と聞くと、多くの人は「肉離れ」を想像するかもしれません。
実際、サッカー選手のハムストリング損傷の多くは保存療法(手術なし)で治療されます。
しかし今回、三笘選手が手術という選択をした背景には、いくつかの医学的な理由が考えられます。
断裂の程度が大きかった可能性
ハムストリングの損傷は、軽度な「筋繊維の部分断裂」から重度な「完全断裂」まで幅があります。
断裂の範囲が大きい場合、筋肉が元の位置に戻らず、保存療法では十分に回復しないことがあります。
特に腱レベルでの断裂や、骨から腱が剥がれる「剥離(アバルジョン)」のケースでは、外科的に筋肉・腱を再接合する手術が必要とされます。
付着部損傷という特殊性
今回の報道では、負傷箇所が「ハムストリング上部」つまり臀部の下と説明されています。
この部位は、ハムストリングが骨盤の骨(坐骨結節)に付着している場所に近く、「付着部損傷」と呼ばれるタイプの可能性があります。
付着部は血流が乏しく、筋肉の中央部分の損傷に比べて治りにくく、再発のリスクも高いとされています。
そのため、確実な回復と再発予防のために手術が選ばれたと考えられます。
クラブの戦略的判断
ブライトンは今回、「今季の無理な復帰」ではなく「来季に100%で戻す」という方針を明確にしています。
これは、短期的な復帰を優先して保存療法を試すよりも、長期的な視点で手術による確実な治療を選んだということでしょう。
特に三笘選手のようなスピードと方向転換が武器の選手にとって、ハムストリングの再発は致命的です。
ハムストリング損傷は再発率が約30%とも言われており、中途半端な状態での復帰は選手生命を脅かしかねません。
クラブとしても、三笘選手を長期的な戦力計画に組み込んでおり、「数週間を急ぐより、数年を守る」という慎重な判断をしたものと見られます。
リハビリの段階と復帰時期の現実
現在、三笘選手は「リハビリの初期段階」と報じられています。
では、ハムストリング手術後のリハビリとは、具体的にどのように進むのでしょうか。
初期段階:筋力回復と可動域の確保
手術直後は、手術部位の保護と炎症のコントロールが最優先となります。
その後、段階的に以下のようなトレーニングに移行していきます。
- 筋力回復トレーニング(負荷をかけずに筋肉を動かす)
- 可動域の改善(股関節や膝の柔軟性を取り戻す)
- 歩行や軽いジョギングの再開
中期段階:スプリントと方向転換
筋力と可動域がある程度回復したら、スピードトレーニングや方向転換の動きを徐々に取り入れます。
この段階が最も重要で、再発のリスクが高まる時期でもあります。
慎重に負荷を上げていく必要があり、数週間から数カ月かかることもあります。
最終段階:実戦復帰に向けた調整
最後は、チーム練習への合流、紅白戦、そして実戦復帰という流れになります。
ハムストリング手術後の復帰までの期間は、一般的に3カ月から4カ月以上とされていますが、個人差が大きく、損傷の程度やリハビリの進捗によって変わります。
ブライトンが「来季の復帰を目指す」としているのは、無理なく確実に戻すためという意図があると考えられます。
三笘選手にとってのキャリア的意味
三笘選手は現在29歳。
選手としてはまだピークを維持できる年齢ですが、大きな手術を伴う長期離脱は、キャリアにとってターニングポイントになり得ます。
復帰後のパフォーマンスへの影響
ハムストリング手術後に懸念されるのは、スピードや瞬発力の低下です。
特に三笘選手のプレースタイルは、爆発的な加速とキレのあるドリブルが特徴ですから、ハムストリングの状態が直結します。
ただし、欧州のトップリーグでは、重傷から復帰して再び活躍する選手も多く存在します。
リハビリの質とクラブのサポート体制次第で、十分に復活できる可能性はあると言えるでしょう。
日本代表への影響
今回の負傷により、三笘選手は当面の代表活動に支障が出る状況となっています。
日本代表にとって、三笘選手は攻撃の起点となる重要な選手であり、その不在は戦術面で大きな影響を与えます。
ただし、来季に完全復活できれば、再び代表の中心選手として活躍する可能性は十分にあります。
ファンやメディアの受け止め方
三笘選手の手術について、SNSやメディアではさまざまな反応が見られます。
「三笘が手術か…来季まで待つしかないけど、無理して再発するよりはいい判断」
Xより
「ハムストリングは再発が怖いから、手術でしっかり治してほしい。復帰を焦らないで」
Xより
多くのファンは、長期的な視点での復帰を支持しており、無理な早期復帰よりも確実な治療を望む声が目立ちます。
一方で、代表活動への影響については、残念がる声も多く見られました。
「三笘がいない代表は心配だけど…でも、まずは体を治すことが最優先だよね」
Xより
日本メディアは「太もも裏手術」「左ハムストリング手術」「長期離脱につながったケガ」といった見出しで大きく扱い、キャリアの大きな試練として報じています。
一方、ブライトンの公式発表は冷静で、「手術は成功」「来季の復帰を目指す」「現在はリハビリ初期段階」という前向きなトーンが中心でした。
今後の注目点と展望
三笘選手の復帰については、いくつかの注目ポイントがあります。
リハビリの進捗状況
現在は「初期段階」とされていますが、今後どのようなペースでリハビリが進むのかが重要です。
クラブからの定期的な情報更新に注目が集まります。
来季の開幕に間に合うか
「来季の復帰」というのは、来季開幕時なのか、それともシーズン途中なのかは明言されていません。
リハビリの進み具合によっては、開幕に間に合わない可能性もあり得ます。
復帰後のパフォーマンス
最も注目されるのは、復帰後にどれだけのパフォーマンスを発揮できるかです。
スピードやキレが戻るかどうか、そして再発のリスクをどう管理するかが鍵になります。
まとめ
三笘薫選手の左ハムストリング手術は、断裂の程度や付着部損傷という特殊性から、保存療法ではなく手術という選択がなされたと考えられます。
現在はリハビリの初期段階にあり、ブライトンは「来季の復帰」を目標としています。
ただし、具体的な復帰時期はまだ明言されておらず、リハビリの進捗次第という状況です。
今後も新しい情報が入り次第、追記します。
追記情報
※新情報が入り次第、こちらに追記します